私はむしろ人間よりも人魚の種属に堕落したい。
歓楽の絶頂を極め、なお新たな楽しみを求めつつもそれが手に入らない貴公子。あるとき彼は、珍しいものを扱う外国人に出会う。
谷崎潤一郎の名作が、書籍の装画、ゲーム、CDジャケットなどで美麗な人や獣を描き本シリーズでは『ルルとミミ』『鼠』『魚服記』『山月記』『赤とんぼ』を担当するイラストレーター・ねこ助によって描かれる。名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
工程1
ラフではお顔が見えていますが、途中で憂いのある雰囲気で始めて後でお顔を出そうと思い立ち、完成版では顔を背けたイラストに変えています。煙たげなイラストになって気に入っています。
工程2
完成
工程1
赤とオレンジをメインカラーに描きました。登場人物は主に3名なのですが全員月の満ち欠けをイメージモチーフにデザインしています。
工程2
完成
ねこ助さんからのコメント
人魚が大好きなので、なるべく恐れず、美しく、可愛く描こうと思いました。大好きなお話で、とても楽しく描かせていただきました。