さよなら星
ライムスター宇多丸絶賛!! 全てが想像の斜め上! 昭和の衝撃バレエマンガがまさかの大復活ブームで、完全復刻第3弾が登場!
予測不能の超展開! バレエマンガなのに、ヒロインは毎号のように絶体絶命の大ピンチに。
「次号どうなるのか」と、当時100万人の読者が固唾を呑んで見守った『学年誌』の幻の作品が、今ここに蘇る!
谷ゆき子は、『小学一年生』など小学館の学年誌で、1960年代後半よりバレエマンガのシリーズを約10年に渡って連載し続けたマンガ家です。
その後単行本化されることがなかったのですが、2017年に『バレエ星』、2018年には『まりもの星』がまさかの復刻・初単行本化。そのあまりに超展開すぎる内容と美しすぎる絵のギャップに、各メディアでも話題沸騰となりました。
そんな谷ゆき子の復刻第3弾は、いよいよ待望の『さよなら星』が登場します。
谷ゆき子ファンには、「おばあさんが虎を飼っているマンガ」としてもおなじみです。
本書は、連載時の雑誌からスキャンして作られています。編集者のアオリ、小さな読者の投稿欄......ツッコミどころ満載の当時の空気も合わせてお楽しみいただけます。ぜひあなたも、ツッコミどころ満載・驚きの超展開の谷ゆき子ワールドを体験してみてください。
◎ライムスター宇多丸・絶賛の言葉
見事な画力で紡がれてゆく、世にも素っ頓狂な「かなしい」アクシデントのつるべ打ち......マンガって、こんなに自由だったんだ!
【内容紹介】
『バレエ星』『まりもの星』に続き、谷ゆき子のバレエマンガ復刻もこれで3冊目。『さよなら星』も素敵なバレエシーンが満載です。
谷ゆき子といえばこのシーン。「おばさん、おねがいです。/いえの 中で、とらを かうのは、やめてください。」
『さよなら星』のヒロイン、すずらんちゃんはバレエだけでなくバレーボールもはじめます。そしていじめられます。見開きを使ったダイナミックなページ!
すずらんちゃん、片足切断の危機。それでもバレリーナになるため、片足で2000回なわとびをとぶ特訓をはじめます。
妹のゆりちゃんが誘拐されてしまいました。身代金はなんと500万円。はたしてすずらんちゃんはお金を用意できるのでしょうか。
バレリーナを目指せば目指すほど、周りが不幸になっていくすずらんちゃん。とうとう先生にこんなことを言い出すのですが……続きはぜひ単行本で!
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谷ゆき子の本
谷 ゆき子(たに ゆきこ)
1935年、兵庫県生まれ。本名・谷垣悠紀子。58年頃、大阪の金龍出版社より単行本『夕映の詩集』にてデビュー。画力に定評があり同社発行の短編誌『虹』『すみれ』では作品の他、表紙画を多数担当した。64年、活躍の場を東京に移す。66年より小学館の学年誌で約10年にわたり母恋ものをベースにしたバレエマンガを連載し、絶大な人気を誇る。99年病没。2016年、特集本『谷ゆき子の世界』が話題を呼び、雑誌から復刻した『バレエ星』(2017年)、『まりもの星』(2018年)の初単行本化で新たな読者をつかみ再評価されている。別名に谷悠紀子、谷ゆきこ、谷幸子など。
- 著
- 谷 ゆき子
- 定価
- 2,178円(本体1,980円+税10%)
- 仕様
- 四六判 / 692ページ
- 発売日
- ISBN
- 9784845632381