千葉治郎 変身しなかった男の物語

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『仮面ライダー』FBI特命捜査官、滝和也が初めて明かす
俳優時代の煩悶、兄・千葉真一との確執、そしてその後の人生

千葉治郎。今や伝説となった番組『仮面ライダー』で、本郷猛、一文字隼人とともにショッカーと戦ったFBI特命捜査官・滝和也を演じた俳優である。滝和也は華麗でキレのあるアクションで視聴者を大いに魅了した。しかし千葉治郎はそれから数本のテレビ番組と主演映画を残し、1982年我々の前から姿を消した。

芸能界を去った後、兄・千葉真一に代り JAC(ジャパンアクションクラブ)を経営。その後大工、木こりを経て、2008年には特定非営利活動法人森林デザイン研究所を設立。現在までほとんどメディアに出ることなく<消えた俳優>となった千葉治郎は、引退後もドラマチックな人生を送っていた。

本書はそんな千葉による初めてのメモワールで、生い立ち、俳優時代の思い出、兄:千葉真一との関係、そして俳優引退後の人生までを赤裸々に綴っている。いま明かされる「千葉治郎伝説」、ぜひその目撃者になってください。
盟友・佐々木剛との対談も収録!

構成:きためぐみ


CONTENTS

第1章 少年期~遠い日の記憶 千葉治郎が形づくられていく過程、その原点

 飛行機乗りだった親父の平衡感覚 陸上選手だったお袋の持久力や瞬発力

 泳ぎたくなったら川に飛び込めばいいし お腹がすいたら木の実をとって食べればいい

 家の都合で経験した 小学生と中学生時代の2度の転校

 世界にひとりだけぽつんと取り残されたような 寂しさや惨めさ

 高校入学、理由もなく苛立っていた 自分の精神状態をつなぎとめてくれた体操部

 自分は何のために存在しているんだ? 自問自答する日々の中で読んだ太宰治『人間失格』

第2章 青春時代~役者人生の始まり 兄・千葉真一のアドバイス、文学座入所へ

 撮影現場って面白いという興味から芽生えた 役者になりたいという願望

 兄貴の答えが決め手になった俳優への道 基礎を学ぶために文学座に入所

 19歳のときに出演した実質的なデビュー作 羽仁進監督のドキュメンタリー風作品

 命からがら逃げ出した 歌舞伎町で巻き込まれたトラブル

 言われるがままに 受け入れることになった"千葉治郎"

第3章 『仮面ライダー』の時代 特撮ヒーローの相棒・滝和也役に抜擢 俳優人生を方向づけた重要な出会い

 現場の熱量や若さ、活気が 見ている人たちに伝わった

 真面目で繊細な性格なのに そういう部分は絶対に見せない佐々木剛

 みんなに愛される藤岡弘、の魅力 主演俳優としての覚悟と責任感

 役者として大切なことを 背中で教えてくれた小林昭二

 ほとんどの時間を過ごした息の合う2人 メイクの小山英夫とスタントの大橋春雄

 撮影現場では演技よりも 作り手側への興味のほうが強かった

 痛みが伴うようなリアルなアクションシーン そのキモはスピード

 透明感ゼロの底なし泥沼で経験した 絶体絶命の危機

 視界が効かなくなり 方向感覚も狂ってしまうほどのセメント爆破

 傍若無人で無骨な性格ながら かわいがってくれた内田有作

第4章 特撮ヒーローの時代 新たな出会いと学びが育んだ人としての成長

 滝和也とガラリと見た目を変えた 『ロボット刑事』の新條強役

 徴兵経験から出る重みと生き様を 演技にぶつけていた高品格

 僕の性分はもともと三枚目寄り ベースは子どもの頃に聞いた落語

 ドジでカッコ悪い大人として演じた 『アクマイザー3』の一平役

 役者という仕事の醍醐味は "人間を知る"こと

 「用意、スタート!」は魔法の呪文 「何でもやってやろう」とスイッチが入る

第5章 アクション俳優から本格俳優へ 一気に駆け抜けた激動の1970年代

 少林寺拳法、合気道を通じて目指した 「筋の通った動き」

 『ラグビー野郎』で決意した 千葉治郎から矢吹二朗への改名

 京都の撮影所で接した大スター 渡哲也の粋な計らい

 茶目っ気があり、楽しく、優しく 僕の個性を理解してくれていた深作欣二監督

 白昼の新宿ゲリラ撮影中での 石原裕次郎との他愛のない雑談

 『遠山の金さん』の現場で 杉良太郎から絶賛された本当の"受け"

 確かな手応えを感じられた 三浦友和との共演作『青年の樹』

 演技の本質に触れられた 『さらば愛しき大地』

 役者としてステップアップした 岡本喜八版『姿三四郎』

 黒澤組の一員として迎え入れてもらった 『影武者』での生涯忘れられない馬術シーン

 台湾の現場で会った ジャッキー・チェンからの最高の賛辞

 新人・佐藤浩市と相対した ガチなボクシングシーン

 殴られたようなショックを受けた 高橋伴明監督からのひと言

特別対談 千葉治郎×佐々木剛 

仮面ライダー伝説55年目の真実

"仮面ライダー2号=一文字隼人"を演じた佐々木剛

仮面ライダーの最強の相棒"滝和也"を演じた千葉治郎

昭和を代表する名コンビが、当時を振り返る

第6章 兄・千葉真一とJAC 俳優業引退、そして経営者へ

 兄への複雑な思い JACの方向性への違和感

 兄貴の言うことは聞かなければならない 本意ではなかったJACへの移籍

 ささやかな抵抗だった 新しい芸名、矢吹二朗

 スランプ時期に訪れたある社長との出会い 役者稼業の傍らたい焼き屋へ

 役者を辞める決断と 経営の道に進むという選択

 日の出の勢いだったJACから派生した JACブラザーズというアパレルブランド

 新規ビジネスとして立ち上げた 古着のリユース販売モデル

 体制刷新の流れで決意したJAC退社 兄との離別、真田広之への助言

 簡単に語り尽せない 兄・千葉真一との複雑で特殊な関係

第7章 新たな人生、DIYの生活 木こりの仕事で実感した自然との付き合い方

 人生の土台を築こうとしていた頃 大工という仕事は魅力的に映った

 姉の薦めで読んだ聖書から感銘を受け信仰を決心 クリスチャンに

 ナタを振り下ろす感触が快感になり 木こりの世界へ引き込まれる

 常に危険が伴い 死と隣り合わせの木こりという仕事

 作業中に負った大ケガが原因で木こりを廃業 児童向けの体験型アクティビティ、ジージの森が誕生

 子どもの頃にやっていた遊びを思い出して着想した 東京ドイツ村のジージの森

 どんなに優れたフィクションであっても 最終的にはドキュメンタリーには敵わない

 『仮面ライダー』の真っ最中に結婚 苦楽を共にして半世紀以上の最愛の妻

 誰にも見られなくてもいい そういう感覚にずっと憧れていた

 ガムシャラに過ごした『仮面ライダー』の時代は 自分の誇りです

千葉治郎フィルモグラフィ

CONTENTS

第1章 少年期~遠い日の記憶 千葉治郎が形づくられていく過程、その原点
 飛行機乗りだった親父の平衡感覚 陸上選手だったお袋の持久力や瞬発力
 泳ぎたくなったら川に飛び込めばいいし お腹がすいたら木の実をとって食べればいい
 家の都合で経験した 小学生と中学生時代の2度の転校
 世界にひとりだけぽつんと取り残されたような 寂しさや惨めさ
 高校入学、理由もなく苛立っていた 自分の精神状態をつなぎとめてくれた体操部
 自分は何のために存在しているんだ? 自問自答する日々の中で読んだ太宰治『人間失格』

第2章 青春時代~役者人生の始まり 兄・千葉真一のアドバイス、文学座入所へ
 撮影現場って面白いという興味から芽生えた 役者になりたいという願望
 兄貴の答えが決め手になった俳優への道 基礎を学ぶために文学座に入所
 19歳のときに出演した実質的なデビュー作 羽仁進監督のドキュメンタリー風作品
 命からがら逃げ出した 歌舞伎町で巻き込まれたトラブル
 言われるがままに 受け入れることになった"千葉治郎"

第3章 『仮面ライダー』の時代 特撮ヒーローの相棒・滝和也役に抜擢 俳優人生を方向づけた重要な出会い
 現場の熱量や若さ、活気が 見ている人たちに伝わった
 真面目で繊細な性格なのに そういう部分は絶対に見せない佐々木剛
 みんなに愛される藤岡弘、の魅力 主演俳優としての覚悟と責任感
 役者として大切なことを 背中で教えてくれた小林昭二
 ほとんどの時間を過ごした息の合う2人 メイクの小山英夫とスタントの大橋春雄
 撮影現場では演技よりも 作り手側への興味のほうが強かった
 痛みが伴うようなリアルなアクションシーン そのキモはスピード
 透明感ゼロの底なし泥沼で経験した 絶体絶命の危機
 視界が効かなくなり 方向感覚も狂ってしまうほどのセメント爆破
 傍若無人で無骨な性格ながら かわいがってくれた内田有作

第4章 特撮ヒーローの時代 新たな出会いと学びが育んだ人としての成長
 滝和也とガラリと見た目を変えた 『ロボット刑事』の新條強役
 徴兵経験から出る重みと生き様を 演技にぶつけていた高品格
 僕の性分はもともと三枚目寄り ベースは子どもの頃に聞いた落語
 ドジでカッコ悪い大人として演じた 『アクマイザー3』の一平役
 役者という仕事の醍醐味は "人間を知る"こと
 「用意、スタート!」は魔法の呪文 「何でもやってやろう」とスイッチが入る

第5章 アクション俳優から本格俳優へ 一気に駆け抜けた激動の1970年代
 少林寺拳法、合気道を通じて目指した 「筋の通った動き」
 『ラグビー野郎』で決意した 千葉治郎から矢吹二朗への改名
 京都の撮影所で接した大スター 渡哲也の粋な計らい
 茶目っ気があり、楽しく、優しく 僕の個性を理解してくれていた深作欣二監督
 白昼の新宿ゲリラ撮影中での 石原裕次郎との他愛のない雑談
 『遠山の金さん』の現場で 杉良太郎から絶賛された本当の"受け"
 確かな手応えを感じられた 三浦友和との共演作『青年の樹』
 演技の本質に触れられた 『さらば愛しき大地』
 役者としてステップアップした 岡本喜八版『姿三四郎』
 黒澤組の一員として迎え入れてもらった 『影武者』での生涯忘れられない馬術シーン
 台湾の現場で会った ジャッキー・チェンからの最高の賛辞
 新人・佐藤浩市と相対した ガチなボクシングシーン
 殴られたようなショックを受けた 高橋伴明監督からのひと言

特別対談 千葉治郎×佐々木剛 
仮面ライダー伝説55年目の真実
"仮面ライダー2号=一文字隼人"を演じた佐々木剛
仮面ライダーの最強の相棒"滝和也"を演じた千葉治郎
昭和を代表する名コンビが、当時を振り返る

第6章 兄・千葉真一とJAC 俳優業引退、そして経営者へ
 兄への複雑な思い JACの方向性への違和感
 兄貴の言うことは聞かなければならない 本意ではなかったJACへの移籍
 ささやかな抵抗だった 新しい芸名、矢吹二朗
 スランプ時期に訪れたある社長との出会い 役者稼業の傍らたい焼き屋へ
 役者を辞める決断と 経営の道に進むという選択
 日の出の勢いだったJACから派生した JACブラザーズというアパレルブランド
 新規ビジネスとして立ち上げた 古着のリユース販売モデル
 体制刷新の流れで決意したJAC退社 兄との離別、真田広之への助言
 簡単に語り尽せない 兄・千葉真一との複雑で特殊な関係

第7章 新たな人生、DIYの生活 木こりの仕事で実感した自然との付き合い方
 人生の土台を築こうとしていた頃 大工という仕事は魅力的に映った
 姉の薦めで読んだ聖書から感銘を受け信仰を決心 クリスチャンに
 ナタを振り下ろす感触が快感になり 木こりの世界へ引き込まれる
 常に危険が伴い 死と隣り合わせの木こりという仕事
 作業中に負った大ケガが原因で木こりを廃業 児童向けの体験型アクティビティ、ジージの森が誕生
 子どもの頃にやっていた遊びを思い出して着想した 東京ドイツ村のジージの森
 どんなに優れたフィクションであっても 最終的にはドキュメンタリーには敵わない
 『仮面ライダー』の真っ最中に結婚 苦楽を共にして半世紀以上の最愛の妻
 誰にも見られなくてもいい そういう感覚にずっと憧れていた
 ガムシャラに過ごした『仮面ライダー』の時代は 自分の誇りです

千葉治郎フィルモグラフィ

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著者プロフィール

前田 満穂
千葉治郎(矢吹二朗)、本名は前田満穂。
1949年1月6日生まれ。千葉県君津市出身。
関東高等学校(現・聖徳学園中学高等学校)を卒業後、文学座附属演劇研究所(7期生)を経て、1969年にテレビドラマ『ブラックチェンバー』で俳優デビュー。
1971年、『仮面ライダー』にFBI特命捜査官・滝和也役で出演すると、持ち前の運動神経の良さと親しみやすいキャラクターで一躍人気俳優の仲間入りを果たす。
その後は特撮ヒーロー番組を中心に活躍。主なテレビ出演作は『ロボット刑事』(73)、『アクマイザー3』(75)『ザ★ゴリラ7』(75)、『爆走!ドーベルマン刑事』(80)など。
映画では『激突!合気道』(75)、『ラグビー野郎』(76)、『北陸代理戦争』(77)、『青年の樹』(77)、『姿三四郎』(77)などがある。
1982年に俳優業を引退すると、兄・真一に代りJAC(ジャパンアクションクラブ)の経営の中核として業績アップに貢献。関連するアパレルブランドJAC Brothersを立ち上げ、そこでも大成功を収める天性のビジネスセンスを発揮した。
90年代に郷里君津市へ移住すると、豊かな自然との共存・共生をテーマにした様々な活動に従事。大工、木こりを経て、2008 年には特定非営利活動法人森林デザイン研究所を設立。
林業の現場と大工建築で培ったノウハウを活かして、自ら企画し設営したアクティビティ施設は、子供が自然とふれあうための絶好の環境として、ファミリー層を中心に好評を博している。

著者
前田 満穂
定価
3,300円(本体3,000円+税10%)
仕様
四六判 / 256ページ(予定)
発売日
ISBN
9784845644513

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