図書の家選書12 紫の妖精~初期短編集~

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「さあ ゆかりさんもいっしょに おどってごらん」
「でも……あたしまだ からだが………」
「それならしんぱいいらない 一寸まって………」
               ───紫の妖精

花村えい子を特集した今巻は初期短編集と題して、その長いキャリアのごく最初期の4作をセレクト。表題作「紫の妖精」は1959年に金竜出版社から発行された貸本『虹 別冊』に発表された、花村の記念すべきデビュー作。他、「雪と少女と人形」「幸せのオルゴール」「今日も風が吹く」の3作を収録。花村えい子の多彩な世界が堪能できるラインナップです!

※本書は発表当時の書籍を底本として復刻しています。ノンブル表記を原本そのままにしている作品があります。
色についても現状の書籍の状態をほとんどそのままにしており、ページの傷みや破れ、シミなどを含んでいる場合があります。
本書には、現在の観点から見ると差別用語と取られかねない表現が含まれていますが、原文の歴史性を考慮してそのままとしました。


■目次

紫の妖精(1959年)
雪と少女と人形(1960年)
幸せのオルゴール(1959年)
今日も風が吹く(1960年)

作者のことば/花村えい子
解説 貸本マンガとは/想田四
作品解説/図書の家
プロフィール
「図書の家選書」発刊にあたって

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病気で寝たきりの少女ゆかりの元に不思議な美少女「紫」が現れます。紫に誘われ、ゆかりは夢のような世界に遊びに行きます。(「紫の妖精」より)

著者
花村 えい子(著)/図書の家(企画・編集・制作)
定価
1,100円(本体1,000円+税10%)
仕様
149ページ
発売日

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