図書の家選書10 赤いくつ/ミサにあげるもの/青い星の夜
あたしはルビー
おどりなら三度のごはんより大すきよ
───「赤いくつ」
図書の家選書第2期、水野英子作品を特集した今巻は、初期傑作短編を集めました。1957年発表のミュージカルロマン「赤いくつ」、58年発表のバレエマンガ「ミサにあげるもの」、叙情的な一夜を描いたファンタジー「青い星の夜」の3作をセレクト。のちの少女マンガに多大な影響を与えた、みずみずしい感性が溢れる1冊です!
※本書は発表当時の書籍を底本として復刻しています。ノンブル表記を原本そのままにしている作品があります。
色についても現状の書籍の状態をほとんどそのままにしており、ページの傷みや破れ、シミなどを含んでいる場合があります。
本書には、現在の観点から見ると差別用語と取られかねない表現が含まれていますが、原文の歴史性を考慮してそのままとしました。
■目次
赤いくつ(原作:佐伯千秋・1957年)
ミサにあげるもの(1958年)
青い星の夜(1958年)
作者のことば/水野英子
作品解説/図書の家
プロフィール
「図書の家選書」発刊にあたって
「ミサにあげるもの」扉
姉たちから家事を押し付けられてバレエのレッスンを受けられないミサ。やっと「シンデレラ」の配役テストに参加できたのですが......!? (「ミサにあげるもの」より)
- 著者
- 水野 英子(著)/図書の家(企画・編集・制作)
- 定価
- 1,100円(本体1,000円+税10%)
- 仕様
- 189ページ
- 発売日