図書の家選書9 涙の讃美歌
梢さんっ あなたもこの月をみているの?
今にきっと立派なバレリーナになってお目にかゝりましょうね
図書の家選書第2期の幕開けを告げるのは、1956年に若木書房から発表された、わたなべまさこ「涙の讃美歌」。 裕福な家庭で何不自由なく育った主人公・洋子を中心に、洋子の家族や従姉妹の梢、かつてクラスメイトだった葉山といった人々が、数奇な運命に翻弄されるストーリーが目まぐるしく展開されます。主人公にとって重要な意味を持つバレエ。美しいバレエの舞台シーンはカラーで収録!
※本書は発表当時の書籍を底本として復刻しています。ノンブル表記を原本そのままにしている作品があります。
色についても現状の書籍の状態をほとんどそのままにしており、ページの傷みや破れ、シミなどを含んでいる場合があります。
本書には、現在の観点から見ると差別用語と取られかねない表現が含まれていますが、原文の歴史性を考慮してそのままとしました。
■目次
涙の讃美歌(1956年)
作者のことば/わたなべまさこ
解説 貸本マンガとは/想田四
作品解説/図書の家
プロフィール
「図書の家選書」発刊にあたって
「白鳥の湖」で4羽の白鳥を踊る洋子。その舞台を偶然見ていた梢とついに再会を果たします。
- 著者
- わたなべまさこ(著)/図書の家(企画・編集・制作)
- 定価
- 1,100円(本体1,000円+税10%)
- 仕様
- 147ページ
- 発売日