501XXは誰が作ったのか?
語られなかったリーバイス・ヒストリー
1人のヴィンテージリサーチャーが史料から読み解いた<br />リーバイスの研究書
誰もが知る世界最大のジーンズ・ブランド、リーバイス。会社の創始者であり、ジーンズの生みの親として知られるリーヴァイ・ストラウスや、ブランドの代表モデルである501のことは、誰もがご存じでしょう。だが、リーヴァイ・ストラウスは、実はジーンズ作りには関わっていなかった、としたら......?
アメリカン・ヴィンテージ・クロージングを専門とする屈指のリサーチャーである著者の青田充弘氏が、膨大な史料をもとに、今まで日本で定説とされてきたリーバイス神話を徹底検証し、知られざるリーバイス史の真相に切り込んでいくのが本書となります。
「商標を鵜呑みにしてはいけない理由」「ツーホースマークの元ネタは?」「人員募集広告から見る、リーバイ工場の変遷」など、数々の史料から導き出した独自の持論を、多数掲載。
これが真実のリーバイスの物語、かもしれない!?
【本の内容】
INTRODUCTION:戦前のヴィンテージ・デニムが希少である理由
第1章(1829-1902):LEVI STRAUSS サンフランシスコの発展に尽力したフィランソロピスト
第2章(1870-1885):JACOBS DAVIS ブルー・ジーンズの真の生みの親
第3章(1885-1906):JACOBS DAVIS リーバイス工場の発展、そしてサンフランシスコ大地震まで
第4章(1906-1922):SIMON DAVIS 震災後のリーバイ社を支えたジェイコブの息子
第5章(1922-1941):MILTON GRUNBAUM 501XXの改善を進めたキーパーソン
第6章(1942-1946):WWⅡ 第二次世界大戦下の物資統制
第7章(1947-1975):JEANS 新生リーバイス。コレクター目線の私的研究
......ほか
青田 充弘(あおた みつひろ)
青山学院大学大学院卒。専攻は化学。理工学修士。大手電子部品メーカーでの材料開 発職時代に、飛行服に関するデータの集大成として『FULL GEAR』(2005年/絶版)を出版、2万円の自費出版本が完売したことで話題になる。2冊目の『ZIPPER GEAR』(2013年)では、史上初めてジッパーの年代 解読に成功、1890~1930年代のアメリカン・ジッパーに関する世界初の専門書となる。
- 著
- 青田 充弘
- 定価
- 1,980円(本体1,800円+税10%)
- 仕様
- A5判 / 272ページ
- 発売日
- ISBN
- 9784845632053