月と幻想科学
稀代の碩学2人が語った月にまつわる文学、科学、神秘主義、そしてタルホ
「たぶん月は、われわれが“等身大”に思考できる対象のうちで最高のものじゃないでしょうか?」。ギラギラの太陽ではなくあえて冷え冷えの月をテーマとして、若き日のアラマタ、セイゴオ両氏が古今東西の作品やエピソードを語り尽くす。ホフマン、ノヴァーリス、サミュエル・パーマー、ユング、ラフォルグ、マクスウェルの悪魔、フランソワ・ジャコブ、イエイツ、フランシス・ジャム、ジョン・キーツ、宮本正太郎、コールリジ、ジャック・スミス、ディドロ、ジョージ・バークリー、宮沢賢治、萩原朔太郎、トマス・モア、アリスター・クラウリ、ヴェルヌらを介して語られる、まさにルナティックな世界。
◎解説:岡和田晃
◎カバー写真:右近倫太郎
※この作品は、1979年に工作舎プラネタリー・ブックスの1冊として単行本で刊行されたものです。
- 著者
- 荒俣 宏、松岡 正剛
- 定価
- 880円(本体800円+税10%)
- 仕様
- A6判/ 160ページ
- 発売日
- ISBN
- 9784845627707