ウルトラマンダイナ 25年目の証言録

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本当の戦いはここからだぜ! 光になった男を巡る物語の真相

つるの剛士主演で制作され、1997年より放送された“平成ウルトラマンシリーズ”2作目の『ウルトラマンダイナ』。前作『ウルトラマンティガ』(1996)の続編という位置づけながら『ティガ』とは大きくテイストが異なり、明るく自由奔放な作風で今でも多くのファンを魅了している。2作目を成功させるのは難しいと言われる中、実際に『ダイナ』とはどのようにして作られていったのだろうか。議論を呼んだ衝撃のラストも含め、本書ではスタッフ、キャストがその創造の過程をあらためて明らかにしている。
編者を務めるのは『ウルトラマンマックス 15年目の証言録』『ウルトラマンティガ 25年目の証言録』に引き続き八木毅監督。『ダイナ』の現場にはセカンド助監督として1年間従事した八木監督だからこそ引き出せた貴重な秘話の数々は、『ダイナ』ファン、『ウルトラ』ファンにはたまらないはずだ。また今回は八木監督、川崎郷太監督秘蔵の現場写真も掲載し、『ダイナ』の現場をよりリアルに紙面で再現。『ダイナ』の魅力に立体的に迫っていく。
【CONTENTS】
◎PART1 キャスト編
つるの剛士
いい意味ですごくずるい作品だと思います
布川敏和
スーパーGUTSは本気で怪獣と戦って地球を救っていた
斉藤りさ
役の中で成長できるっていうのは人間として素晴らしいと思います
加瀬信行(当時は加瀬尊朗)
どんな作品を見ていても『ダイナ』のことを思い出す
丈(当時は小野寺 丈)
バラエティに富んでいて幕の内弁当みたいな作品
山田まりや
リセット&パワーチャージみたいな感じの素晴らしい現場でした
木之元 亮
僕は今でも「シュワッチ」なんてよく言っています

◎PART2 プロデューサー編
笈田雅人
人類が力強く前向きに進んでいくという方向で世界観を作りたかった
円谷一夫
誰もが知っている実在の街を撮影に使いたい

◎PART3 スタッフ編
小中和哉
アスカは人類初の「人間を超えた存在」になっていった
村石宏實
今回は気楽に楽しんで撮ろうと心に決めていたんですけど……
高野敏幸+勝賀瀬重憲+八木毅+岡 秀樹
演出部メンバーが語るあまりに楽しかった撮影現場
右田昌万
締め切り直前でもいいものが浮かんだらそっちに行くべき
古怒田健志
『ウルトラマン』なりの理屈が通るように一生懸命考えました
川上英幸
書いているときも楽しかったし出来上がった画を見るのも楽しかった
太田愛
「振り切ったお話も書けちゃうのかな」って思いました
長谷川圭一
あくまでもポジティブなラストというつもりでした

コラム
全話体験記

八木 毅(やぎ たけし)

早稲田大学シネマ研究会出身。特撮で有名な円谷プロダクションで高野宏一特技監督、満田かずほ(禾へんに斉)監督に師事し監督、特技監督、プロデューサーとなる。代表作に『ウルトラマンガイア』『ウルトラQ dark fantasy』『ウルトラマンマックス』『ULTRASEVEN X』『大決戦!超ウルトラ8兄弟』など。2007年に独立して現在はフリー。海外の仕事も多い。『ウルトラマンティガ』ではサード助監督として、『ウルトラマンダイナ』ではセカンド助監督として1年間撮影現場に従事した。著書に『ウルトラマンマックス 15年目の証言録』『ウルトラマンティガ 25年目の証言録』(編)がある。

八木 毅
定価
2,420円(本体2,200円+税10%)
仕様
A5判 / 320ページ
発売日
ISBN
9784845637010

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