映画の正体 続編の法則

商品画像

続編監督を自認する押井守が解析する
続編、シリーズもの、リブート映画の存在証明!

気がつけば興行収入ランキングの上位を占めるのは続編映画ばかり。そんな時代だからこそ、続編映画を通して映画の正体に近づいていきたい。人はなぜ続編映画を作り、シリーズものを見に行き、あまつさえリブートを企画するのか。自らを続編監督と自認する押井守監督が、その秘密に迫ります。

【CONTENTS】
第1章〈リドリー・スコットの悪意〉
第2章〈ジェームズ・キャメロン唯一の正当な続編映画〉
第3章〈クリストファー・ノーランとザック・スナイダーで考える「続編監督」の資質〉
第4章〈スティーヴン・スピルバーグはパート2映画を発注する〉
第5章〈マイケル・ベイと大作映画の相性の悪さ〉
第6章〈パート2映画を最大限に活用したギレルモ・デル・トロ〉
第7章〈ハリウッド版『ゴジラ』と国難映画〉
第8章〈シンプルさに振り回された『ダイ・ハード』というけったいなシリーズ〉
第9章〈最長寿シリーズ『007』とリブートの面白さ〉
第10章〈『猿の惑星』が描く動物と人間の垣根〉
第11章〈続編を作らない宮崎駿〉
第12章〈観客論〉

押井 守(おしい まもる)

1951年生まれ、東京都出身。大学卒業後、ラジオ番組制作会社勤務などを経て、1977年、竜の子プロダクション入社。1979年、スタジオぴえろに移籍。1981年、高橋留美子原作のテレビアニメ『うる星やつら』が高視聴率を稼ぎ、『うる星やつら オンリー・ユー』(83)で劇場監督デビュー。『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(84)を機にフリーに転身。主な監督作品に『機動警察パトレイバー THE MOVIE』(89)、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(95)、『アヴァロン』(01)、『イノセンス』(04)。2016年、アニー賞ウィンザー・マッケイ賞を受賞。『うる星やつら』以来となるアニメシリーズ『ぶらどらぶ』(21)で原作・シリーズ構成・総監督を手掛ける。本人役で出演した実写恋愛映画『花束みたいな恋をした』(21)も話題を呼んだ。2023年には第1回新潟国際アニメーション映画祭コンペティション部門審査員長に就任。

著者
押井 守
定価
2,200円(本体2,000円+税10%)
仕様
A5判 / 288ページ
発売日
ISBN
9784845637836

一覧へ戻る