追跡者☓拳銃野郎

商品画像

原画散失のために刊行不能だった池上遼一の幻の週刊誌デビュー作がここに甦る!

1968年に『週刊少年キング』に29回にわたって掲載された『追跡者』(原作/辻真先)は、池上遼一の記念すべき週刊誌連載デビュー作。しかし、原画が行方不明という憂き目に会いこれまでコミック化は実現せず、ウィキペディアにも記述が無い「幻の作品」となってしまいました。

物語は、偽証で父を無実の罪に陥れた3人の男――祖父江、堺、里見。彼らを追って秋田から上京した少年・峰三郎は、青年・南郷とその女友達・カオルに見守られ、さまざまな事件に巻き込まれながら敵を追い詰めるのだが......というサスペンスフルなもの。当時の読者を驚かせた衝撃のラストまで、息もつかせぬ演出が繰り出されます。

今回は、その『追跡者』を掲載誌から丁寧にスキャンすることでついに初の単行本化、その全貌が実に50年ぶりにあらわになります。日本の漫画界でも1、2の画力を誇る池上の、最初期の商業作品に見られるさまざまな表現技法は、読者に新鮮な驚きをもたらすことでしょう。

また今回は、同年に『週刊少年キング』に掲載された短編『拳銃野郎』も収録し、50年前の池上ワールドを500ページ近い大ボリュームでお届けいたします。

●収録作品
追跡者
拳銃野郎

辻真先+池上遼一対談

辻 真先

1932年、愛知県生まれ。名古屋大学文学部卒業。NHKで番組制作・演出に携わった後に独立。『鉄腕アトム』、『ジャングル大帝』、『デビルマン』をはじめ、数多くのアニメ脚本を執筆し日本アニメを黎明期から支えてきた。ミステリー作家、旅行評論家、エッセイストとしても作品を発表。1981年、『アリスの国の殺人』で第35回日本推理作家協会賞受賞。
2008年、第11回文化庁メディア芸術祭功労賞受賞。

代表作に『名犬ルパンの名推理』、『あじあ号、吼えろ!』、『完全恋愛』などがある。『戦国獅子伝』(作画・横山光輝)、『沖田総司』(作画・石川 賢)など、マンガ原作も多く手掛けている。

池上 遼一

1944年、福井県生まれ。1961年、貸本劇画誌「魔像」(日の丸文庫)の『魔剣小太刀』でデビュー。1966年、「月刊漫画ガロ」に発表した『罪の意識』により水木しげるのアシスタントとなる。68年、「週刊少年キング」に短編を発表後、『追跡者』(原作/辻 真先)を連載し独立。以降、雁屋 哲、小池一夫、武論尊(史村 翔)らと組んで話題作を次々と発表していく。2002年、『HEAT-灼熱―』(原作/武論尊)で第47回小学館漫画賞受賞。2005年4月より大阪芸術大学キャラクター造形学科教授に就任。

代表作に『I・餓男』、『クライングフリーマン』(原作/小池一夫)、『男組』(原作/雁屋 哲)、『サンクチュアリ』(原作/史村 翔)、『HEAT-灼熱―』など多数ある。

著者
辻 真先(作)/池上 遼一(著)
定価
2,592円(本体2,400円+税)
仕様
四六判 / 496ページ
発売日
ISBN
9784845633456

一覧へ戻る