立東舎

風のくわるてつと

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松本隆の、第一エッセイ集

伝説のバンドはっぴいえんどの在籍時に、松本隆が認めた詞、エッセイと短編小説を収めた作品。齢わずか19~22歳の青年が残したこれらのテキストが、発表後40年以上経っても色褪せず、ますます魅力を増しているのは驚くべきことだと言えるでしょう。70年代の空気を伝えるだけではなく、「ほんとうは誰の心の中にも存在している」風街という幻の土地へのガイドブックになっているのが、その大きな理由かもしれません。もちろん、それを支えるのは著者ならではの特異な言葉の扱い方。ぜひ熱いお茶(または珈琲)を飲みながら、風街の風景を堪能してください。
※この作品は、1972 年にブロンズ社から刊行され、1985 年に新潮文庫に、2001年に角川文庫に収録されたものです。

【CONTENTS】
■一ノ絃 見えないまなざしから
二ノ絃 夢紡( つむ)ぎ
三ノ絃 優しい夏
四ノ絃 風蝕( ふうしょく)の日
新潮社文庫版解説 萩尾望都
『風のくわるてつと』とその時代 対談:鈴木慶一×松本隆

著者
松本 隆
定価
880円(本体800円+税10%)
仕様
A6判/288ページ
発売日
ISBN
9784845627813

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